十二運星(12運)

四柱推命は生まれた時(年、月、日、刻)のそれぞれの60干支を年柱、月柱、日柱、時柱の4本の柱に見立てて占いをします。

四柱推命は生まれた時の陰陽五行(60干支)を駆使して占います。
その中の一部である12運星についてです。

12運は(たい)、(よう)、長生(ちょうせい)、沐浴(もくよく)、冠帯(かんたい)、健禄(けんろく)、帝旺(ていおう)、(すい)、(びょう)、(し)、(ぼ)、(ぜつ)の12で人が生まれてから成長し死にいたり墓に入り魂の常態から生として胎にいたる。
人生の輪廻転生の縮図なのです。

12運星表 サラリーマンの輪廻転生を書いたつもり
胎(母の胎内に宿る時期)
養(生まれ養育されている時期)
長生(いちじるしく育つ時期)
沐浴(悪いことも覚える時期)
冠帯(成人し社会にでる時期)
健禄(一家の主として稼ぎまくる時期)
帝旺(頂点を極めた時期、会社の社長?)
衰(一線から退き、定年を迎えた時期)
病(衰弱し病にを患う時期)
死(生命の終わりの時期)
墓(墓に入った時期)
絶(魂として肉体を離れた時期で胎を探す時期)

12運の性格判断では対宮ここでも似たもの同士です。
養、長生、沐浴、冠帯、健禄、帝旺は陽の質ですから前向きな未来志向タイプです。
衰、病、死、墓、絶、胎は陰の質ですから一歩下がるどちらかというと過去の情緒を懐かしむタイプです。
胎が陽で帝王が陰という見方もできるかも?
例えば沐浴は積極性が強い表立って行動するタイプに対し反方位の死は表にでないで影で活躍するという感じです。
ですから12すべてを覚えることではなく6つのパターンの陽か陰かで大体が把握できるでしょう。
しかもここでも木の青龍と金の白虎は押しの強さ(ビジネスセンス)は光ります。
それに対して火の朱雀と水の玄武は知に対する好奇心は強く先生タイプといえるでしょう
(ということは東西の白虎青龍の理屈より行動タイプとは違い先に理論ありというタイプになるため商人には向かないともいえます。
でも支と年と月の影響もあり一概では結論はでません)。
土はどちらかというと火と水のグループに12運では分類されています(下記表)。
特徴は迷いタイプ(優柔不断)です。
これは支(枝)にもいえます。
丑+、辰-、未-、戌+は土でしたね。辰と未は陰ですから強い迷いやさんの傾向が出ます。
子+、亥-は水、巳-、午+は火、寅+、卯-は木、申+、酉-は金の五行です。
ここでも十干が幹で十二支は枝の役割をしています。

12運と60干支の組み合わせについて
この表では十干をメインに立て列に配置しました。
五行の関係が分かり易いでしょう。
干支は横列で見ると四獣の感じが把握できると思います。
冠帯と墓は干支は土で構成されています(衰と養も同じく)。
長生と病は干支は東西の青龍と白虎の対のグループです(健禄も絶も同じく)。
沐浴と死は干支は南北の玄武と朱雀の対グループです(帝旺と胎も同じです)。

四獣で書いた、対は相性は悪いが似た者同士ということがここでは重要です。
でも同じ性格かというとみんな違います。
そこで動物占いで使っている一言を付け加えました(詳しくは動物占いの本をご覧ください。動物番号は60干支番号と同じです。例:3落ち着きの無いさる)

木(青龍)
商人タイプ
火(朱雀)
先生タイプ
土(王で優柔不断)
先生タイプ?
金(白虎)
商人タイプ
水(玄武)
先生タイプ
長生 3丙寅 34丁酉 15戊寅 46己酉 9壬申 40癸卯
さる 落ち着き
の無い
気分や どっしり
とした
守りの 大きな志 尽くす
沐浴 1甲子 42乙巳 7庚午 48辛亥
チーター 長距離
ランナー
足腰の
強い
全力疾走
する
品格の
ある
冠帯 53丙辰 44丁未 5戊辰 56己未 59壬戌 50癸丑
黒ひょう 感情豊
かな
情熱的
面倒見の
良い
きどっら
無い
束縛を嫌
落ち込み
の激しい
健禄 51甲寅 52乙卯 57庚申 58辛酉
ライオン 我が道
を行く
統率力
のある
感情的な 傷つきや
すい
帝旺 43丙午 54丁巳 55戊午 6己巳 49壬子 60癸亥
とら 動き回る 楽天的な パワフル
愛情あふ
れる
ゆったりと
した悠然の
慈悲深い
41甲辰 2乙丑 47庚戌 8辛未
たぬき 大器晩
成の
社交家
人間味あ
ふれる
磨き上げ
られた
33丙申 4丁卯 45戊申 16己卯 39壬寅 10癸酉
コアラ 活動豊かな フットワー
クの軽い
サービス
精神旺盛な
コアラの
中の
夢とロマ
ンの
母性愛情
豊かな
31甲午 12乙亥 37庚子 18辛巳
ぞう リーダー
となる
人気者
まっしぐら
に突き進む
デリケー
トな
23丙戌 14丁丑 35戊戌 26己丑 29壬辰 20癸未
ひつじ 無邪気な 協調性の
無い
頼られる
とうれしい
粘り強い チャレンジ
精神の旺盛な
もの静
かな
21甲申 22乙酉 27庚寅 28辛卯
ペガサス 落ち着き
のある
強靭な
翼の
波乱に満
ちた
優雅な
13丙子 24丁亥 25戊子 36己亥 19壬午 30癸巳
おおかみ ネアカの クリエイ
ティブな
穏やかな 好感を持
たれる
放浪の 順応性
のある
11甲戌 32乙未 17庚辰 38辛丑
こじか 正直な しっかり
物の
強い意思
を持った
華やかな

相性でも破と三合の関係は成り立ちます。

帝旺と胎を見てください。43丙午と13丙子は十二支の午と子は反方位の破の関係ですから相性は良くない。
帝旺と墓と長生を見てください。43丙午ー23丙戌ー3丙寅ですから干支は三合が成り立ちます(良い相性)。
上図の関係が成り立つのです。
この図は相性として使えるのです。

日の60干支の求め方、月も←このページの下側に月初め60干支番号(60干番号から-1引いた番号)を見て自分の生まれた日の数を足して求めてください。
60干支は規則正しく繰り返すので月の1日の干支番号(あらかじめ1引いたある)に生まれた日の数を足すことで分かります。その数が60を超えればマイナス60で干支番号が出てきます(修正2010/6/30)。


長生 十干の火、土、水(北南+中央で先生タイプ)+ 十二支の木、金(東西で商人タイプ)の組み合わせ

お人よしで頭も良く円満タイプです(十干と十二支のバランスが良い)。特に芸能関係、技術関係は十干の智と礼(南北)が効果を上げるため才能を発揮する。干支の東西(木金)が人間を見る目が人の中で上手に立ち回れるようになるので人望や財も自然に向上する。
ただし、社会のトップに立つよりは補佐役が向いている。
家庭でも問題なく安定しバランスが良いのでストレス感も小さくすみ長寿が多い

沐浴 十干の木、金(東西で商人タイプ)+十二支の火、水(南北で先生タイプ)の組み合わせ

変化変動が激しい特徴があるので占う前にこのことは頭に入れておきべき!
忍耐力はなく、飽きやすい、さらに迷うタイプのため職業や住所も変わりやすい。こうと思ったら後で間違いに気が付いても変えようとしない。人生も起伏激しい。南北の力で芸術力、手先の器用さについては光るものがある。変化変動は夫婦間でもありえる。

冠帯 十干の水、土、火(南北中央)+十二支の土(丑、辰、未、戌)の組み合わせ

十干の南北中央の性格が強く出ているため、プライドが高く上を目指そう(自分を高める)という気持ちが強い。不正を嫌うのも「行司としての目」許さないため。負けず嫌いで絶えず精進することもそのためでしょう。ただ、策略をしすぎる嫌いがあり(案を練りすぎる)行き過ぎはしっぺ返しを喰らいそう。十二支の土の影響から誘われると断るのが苦手で優柔不断となります。
芸術力、技術力、表現力は学の南北中央はすばらしいものあり

健禄 十干の木、金(東西)+十二支の木、金(東西)

東西ラインの質が十干と十二支の陰+陰、陽+陽の剋の関係になり強い質が相殺されている。
周りからどのように見られるかが気になる。相手を観察する目利きも鋭い(東西ライン)。
自分で求める道を突き詰めていくためすでに作り終えたことには興味を持たない。そのため家業を引き継ぐとか家を引き継ぐことも嫌う傾向がある。

帝旺 十干の水、火、土(南北中央で先生タイプ)+干支の水、火(南北で先生タイプ)

南北(中央)ライン(学)が強く出る。計算高く理詰めで攻めるタイプですが不正を嫌う(行司)正義感は強い!自信過剰家で他人の口出しを特に嫌う。
ある本には強い浪費癖を持っていて、勝負事を好む人が多いとある。
これはビジネス感覚が東西ラインに比べて劣っているのを知恵で補うことかも?
ともあれ南北ラインは美的感覚は鋭いことは間違い無しです。
帝王は十二星運で最強ですから運気も強い

 十干は木、金(東西で商人タイプ)+十二支は土(中央、土用で優柔不断タイプ)

十干の木、金(東西)のと優柔不断な土の組み合わせで木、金のパワーが干支の土で和らぎ強さが影をひそめ、積極性が欠けて温厚さがでる。攻めよりも守り重視!保守出的なタイプなので女性は良妻賢母と見られがち、動物占い「たぬき」にあるように気楽で人の上に立つことを好まない。愛されタイプですから目上にはかわいがられる。

 十干は水、火、土(南北中央で先生タイプ)+十二支は木、金(東西で商人タイプ)

十干が南北土ラインのため聡明です。身体を酷使することは向かない!人間関係は良好!タイプとしてデスクワークが良い。
ある本では両親と縁が薄いとある。

 干支は木、金(東西で商人タイプ)+十二支は火、水(南北で先生タイプ)

十干は木金の東西で干支は火水の南北の組み合わせ(沐浴と同じ)
沐浴と同じ組み合わせなので決断力、忍耐力が欠ける。特に自己中心的になり他人の意見を取り入れない傾向が強いため回り道の傾向がある。
ある本には夫婦縁は一度で済まないとある。

 十干は火、水、土(南北中央で先生タイプ)+十二支は土(中央で優柔不断タイプ)

十干が南北中央ラインで干支は中央(土)冠帯と同じ構造ですが性格は180度違います。
特徴として収蔵すること。お金を貯めるのもこのため。冠帯と違い消極的で内向的で外見を飾りません。
ある本には親兄弟の縁が薄いとある。

 十干は木、金(東西で商人タイプ)+十二支も木、金(東西で商人タイプ)健禄と同じ組み合わせ

十干、十二支も東西ラインで健禄と似ているが性格は正反対に近い。
九星の三碧木星に似ているが特に鋭いのがピンとくる感性と、ぬきんでた才能。欠点は途中で投げ出したり飽きやすく短気。
おいしい話にはすぐに飛びつく傾向がありだまされやすいのも欠点。
ある本には浮気で調子に乗りやすいから、水商売に適しているとある。

それでは実際に性格診断を占うには九星と60干の操作方法は?に行く予定?