陰陽五行で陰の字が最初なのは?

 強さ、前向き、光、ポジティブの太陽であり男性の象徴である陽
反対の質の陰  守りであり、後ろ向きスタイル、影であり、ネガティブ、月であり女性の象徴である陰がこの法則の最初の文字です。
このことに対して陽がランクが上だから陽陰が正しいと指摘している人も多いです。
では凶について考えてみましょう。
気学では自分の生まれた星が入る方位は本命殺の凶方位になります。
反方位が的殺という弱凶方位です。
でも、自分の生まれた星が入るのなら強さがでるから吉にならなくてはいけないはずでは?
反方位も同じく弱吉でよいのでは?と思いませんか?

 反方位(対宮)については十二支では破といって最悪の相性とされています。
四獣(四神)陰陽五行の原点では白虎と青龍の関係は相撲の力士の関係と似ていてお互いを知り尽くして自分をきたえ、打ち負かす関係がパワーとテクニックの源は対宮にあるといえますね。
玄武と朱雀もお互い切磋琢磨し、相手の知(学芸術)を打ち負かすという似た者同志の関係があるのです。
対(反方位)は自分を映す鏡なのですね、だから相手の裏側も良くわかる関係なのでしょう。

話がそれてごめんなさい。
本命殺は自分の星が入る方位ですから強さがでるはずです。
自分の思い通りに強気に行動するでしょう。
自分の考えを強引に押し進める強気さはまわりの反感をまねきやすく、まわりより偉いと思う気持ちが裸の王様と同じ耳触りの良い言葉しか入らないうちに気が付くと道を誤っているということなのでしょう。
反方位も自分を映す鏡のような関係ですから弱凶ということになります。
このようにならないように自分をコントロールすることで防げる凶でもありです。

 紫微斗数では凶星としてフ羊星、陀羅星、火星、鈴星があります。
特徴は強気で攻める剛の質、個性が強く出る、猪突猛進という自分勝手な気質が強く出るのです。
陽の質が強く出すぎると凶ということです。

 陽が陰の次に来るのはこのことが原因では?と私は思うのです。

 行運(人生リズム)や方位で凶が入る場合は結果を出そうと力むほどまわりからバッシングを受ける。
「気楽に生きよう」「なるようにしかならない」という軽い気持ちのほうがうまく作用しそうです。
目標を少し下げるだけでも効果はあるでしょう。
凶だからダメだということではなく、人生たまには少しぐうたらもやっていいかも?

所 輝美

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