九星気学と八卦

もう少し八卦について説明します。
前回説明した八卦をもう一度

八卦(はっけ)とは陰陽を八方位に配置した占い(易からきている)
陰陽を陽と陰で表示さらに
太陰、太陽と小陰、小陽
さらに下記図の八方位に分類し配置した。

四獣(中央の王を含めて五方位)から八卦(八方位)に変化したが元祖、四獣の影響力は強く残っている。
この八方位に現象や事象を当てはめて占いをする

八卦の名称 八方位の呼び名 家族 自然
北西 北東 北は坎(かん) 中男
乾宮 艮宮 北東は艮(ごん) 少男
東は震(しん) 長男
西(兌) 東(震宮) 東南は巽(そん) 長女
南は離(り) 中女
坤宮 巽宮 南西は坤(こん)
南西 南東 西は兌(だ) 少女
北西は乾(けん)

九星気学は八卦(八方位)に中央を含めて九星を飛泊(跳び回る移動)させて象意を占う
また九星には生まれた時(年、月、日、刻)の星を当てるのです。
ですから八卦の八方の象意はとても重要なのです。

坤宮と艮宮の色は灰色からこげ茶まで色々という感じです。今回の前回と違って色を変えました。

北西
地位・社会
乾宮(ケンキュウ)

秋と冬の間

天、太陽
頭部、骨格
親父
上司、父親、神仏、高級、スポーツ、車、交通

健康・子供・部下
坎宮(カンキュウ)



川、沼、池、湖、泉
耳、腎臓、生殖器、泌尿器
次男
液体、隠れた物、セックス、穴、睡眠、研究、秘密、援助、始まり、交際、情事
北東
親類・友人・不動産
艮宮(ゴンキュウ)

冬と春の間
灰色、こげ茶
山、丘、高台、小屋
腰、背、鼻、手指
末息子
変わり目、慎重、保守、節、母屋、貯蓄
西
恋愛・金銭
兌宮(ダキュウ)



沢、谷、欠けた碗
唇、歯、肺、気管支
末娘
飲食、恋愛、歌、ブランド品、現金、刃物

発展・成功
震宮(シンキュウ)



雷、噴火、地震、芽、花草
足、のど、肝臓
長男
雷、電気、光、火事、激怒、騒音、声
南西
家庭・仕事
坤宮(コンキュウ)

夏と秋の間
灰色、黄土色
農地、平野、大地、月
胃、腹部
母親
忍耐、労働、勤勉、養育、従順、努力

知性・名誉
離宮(リキュウ)



都会、日差し、景勝地
眼、心臓、血
次女
離合集散、学問、先見の明、華麗、芸術、投機、創造
南東
結婚・信用・営業
巽宮(ソンキュウ)

春と夏の間

風、草原、林、田園、遠方
太股、臀部、腸、毛髪
長女
取引、遠方、交渉、結婚、通信、まとまる

以前にも書いたと思いますが八卦は中央が空白です。
ですから九星が中央に入ると九星気学では占いが難しいのです。
象意が無いので占い師により見方が変わってきます。
この象意の中で私がおもしろい表現と感じたのは西の「欠けた碗」でした。
兌は中国ではズバリお金の意味です。
このお金が欠けたお碗に注がれると欠けた隙間からこぼれ落ちて溜まることが無い
ざるよりはましということ?という表現なのですね
もし、生まれた時の星が西に入るとこの象意が出てくるということです。
このとき西のポジションが凶作用を帯びていたらこの象意は悪いほうに転がります。
反対に吉作用を帯びていたら良いほうに転がる。
この吉作用か凶作用の判定をするのです。

九星気学の吉凶方位