三合と破

十干の相性は分かりやすい。
甲は「きのえ」
乙は「きのと」というように「き」は木を表し、きのえの「え」は陽、きのとの「と」は陰を表す
丙「ひのえ」丁「ひとの」も五行は火、陰陽は「え」がつく丙は陽というように言葉が五行を表しているでしょう。

この図にすぐに当てはめることができます(十干の場合)。

十二支は子(ね)、丑(うし)・・・・・亥(い)と動物を表していますから五行も陰陽も覚えるのが大変です。
ちなみに
子(ね)ねずみ、水の陽+
丑(うし)牛、  土の陰-
寅(とら)トラ、 木の陽+
卯(う)うさぎ、 木の陰-
辰(たつ)龍、 土の陽+
巳(み)へび、 火の陰-
午(うま)馬、  火の陽+
未(ひつじ)羊、 土の陰-
申(さる)猿、  木の陽+
酉(とり)鶏、  木の陰-
戌(いぬ)犬、 土の陽+
亥(い)いのしし、水の陰-
図にすると30度の角度がバラバラで見た目は悪いけれど(色も昔の教室で使っていたままで合っていません)

30度がでたらめでごめんなさい。
この図から
昔から「寅年生まれと申年生れは性格が強い」といわれた訳は青龍(木)の陽は「寅」
白虎(金)の陽が「申」からきているのです。
そして未と丑は土の陰ですから引っ込み思案、優柔不断?ただし干支だけで判断はできません

三合という相性は上図の土(丑、辰、未、戌)が取り持つ縁です。
土は五行では中央だったでしょう?
土(王)がいなければ白虎(金)も青龍(木)も玄武(水)も朱雀(火)も取っ組み合いのケンカです。
十二支でもこの土(丑、辰、未、戌)が仲に入ると強力な結合が生れるのです。
ではその組み合わせをご覧ください。

この動画も作る時に回転が逆になってしまいましたがご勘弁!(でも色は修正しました)
中央に近い円は陰陽で暗い色が陰、白は陽です。
黒ラインは水局三合の組み合わせ、青ラインは木局三合の組み合わせ、赤ラインは火局三合の組み合わせ、黄色ラインは金局三合の組み合わせです。
この3つの内2つが入れば三合は成り立ちます。
例えば子−辰−申の水局三合は子と申でも成り立つし、申と辰でも、辰と子でも成り立つのです。
そこで五行の相性とは受け入れない組み合わせもこの三合では成り立ちます。
酉−丑ー巳の金局三合では巳(火)−酉(金)では火−金で剋(凶)になるのですが、ここでは強い相性で結ばれるのです。

破についても土(丑−未)は本来は五行は同じなので比和(ひわ)比較的良い相性とされますが十二支では破という最悪の相性です(戌−辰も同じく)。

子−午
丑−未
寅−申
卯−酉
辰−戌
巳−亥
対宮する
組み合わせ

基本は相対する組み合わせになります。
この破の相性は似たもの同士ということで相手の気持ちが考え方がパッと瞬間的に分かります。
ですから、初対面では気が合うような錯覚をして良い相性と思い込みます。
ところが長く付き合ううちに相手の裏側も良く見えてきます。
欠点が強く目に付くようになるのです。
ただし、この三合も破の相性もすぐには出てきません。
大変時間がかかって出てきます。
学校生活での仲間や会社の同僚でも通常は大きなトラブルにはなりません。
特に複数で付き合う場合はまったく問題は無いといって良いでしょう。
しかし、結婚生活のようにお互いの暮らしが一緒で長くなるとこの破、(三合)も出てきます。
結婚では三合はお勧めだし、破はお世話しないほうが賢明です。
(年の十二支の組み合わせの場合のみ)
生れた月や日の十二支は早く出るので要注意です。

次に続く「60干」