ソウルから木浦へ(KTX新幹線)

2009年2月10日

 ホテルを朝8時前にチェックアウトし木浦(韓国南西部)に向かいます。
地下鉄を乗り継ぎKTX(新幹線)で木浦を目指します。
このTKXはソウル駅が始発だと思っていたのですがホテルのフロントマンに昨夜時刻表を調べてもらうと龍山(ヨンサン)が始発であることが分かりましたので地下鉄で龍山に出発します。

木浦共生園は日本人の田内千鶴子さんと韓国人の牧師尹致浩(ユンチホ)さんが1928年に設立した児童養護施設です。
激動の時代を乗り越え現在は田内千鶴子さんのお孫さん、チョン エラ園長先生が田内千鶴子さんの意思を引き継いで運営しています。
共生園のことはキムチパフェさんのホームページを参照してください。
 共生園に何度かアクセスを試みましたがハングルができないのであきらめていました。
大阪の「こころの家族」が同族の福祉施設であることが分かりメールで連絡したまま韓国に出発したのです。

地下鉄を乗り継ぎ龍山へ KTXがホームに登場

KTXは新幹線より一回り小さい感じで、私の席が中央だったので対面シートでした。
いつも進行方向に向いている座席とは違い席の半分は後ろ向きになる。
私はラッキーで広く使えて途中からは一角を独り占めだった(らくちん楽チン)。

KTXの切符 木浦の駅

共生園は駅からは1番バスで行くことが駅の観光案内で教えてもらう。
そしてプサンに行くには列車だと時間がかかりすぎて利用者は少ない、バスを利用するが乗換えをしても5時間近くかかるらしいことが分かる。
共星園の手前に木浦では一番大きいホテルがありガイドブックでは値段も高いと出ていたがホテルと交渉しが70000ウォンより安くならないのであきらめかけたが泊まることにしました。
その理由1番は部屋でインターネット接続ができるです。
 部屋は憧れのオンドル(床が暖かい)の韓国スタイルもうれしい。
ネット接続をすると「こころの家」からメールで園長先生にFAXを送りましたのでぜひ訪ねてください。とメール!

早速、共生園に向かいます。

共生園、ここは児童の生活する棟 愛羅(エラ)園長先生

 愛羅園長先生から現在は70名の子供たちがこの園で育っていること。
朝鮮動乱のときはこの園が200名以上の子供たちであふれ帰っていたこと。
悲惨な状態の戦地から続々と子供たちが送り込まれたこと。
すべての子供たちを受け入れたこと。
祖母がこの園を運営できたのは信仰の力であること。
私はお話を子供たちが作った手作りのマグカップで梅酢茶をご馳走になりながら感激して聞いている。

子供たちの作ったマグカップ 園の中の教会

愛羅園長先生が園を案内してくれる。
共生園は子供達が共同で暮らす宿舎、教会、図書館と食堂、事務所、子供達やボランティアの工作室兼遊びなどなどが

園の歴史の写真資料 園の子供達と愛羅園長先生

子供達の笑顔が忘れられないぞ、シャイな大学生から学年前の子供達。
明るく、夢を持ってこの園を旅立つことを祈ります。

愛羅園長とお話してからインドのデリーのカツ尼さんを思い出しました。
宗教は違っても人のために、子供達のために、社会のために活躍している。
大きな勇気を愛羅園長からもらった私です。

 木浦の街を探索してみましょう。
ホテルから1番バスで木浦駅を目指します。
1,000ウォンをバスの金銭箱に入れるかスイカのようなカードを読み取り機に当てて乗るようです。

木浦の駅前 屋台、いいにおいが鼻を刺激する
イルミネーションが夜になると灯るらしい 今日一番、ビビンパム、熱くてジュウジュウ音をたてて
ホテルの前の観光船乗り場から 木浦といえばユダル山(ライトアップされている)

明日はプサンに行こうかそれとも木浦でユダル山や街の探索を使用か?
プサンにはまたの機会で木浦を探索してみます。

それではもう一日木浦2009年2月11日に続く