平成28年(2016/2/4〜2017/2/3)の解説

2014/7/12書き直し

九星気学の1年の開始は節分(立春)から始まります。

2016年2月4日より2017年2月3日まで丙申二黒年です。
五行は土で八卦のポジションは坤宮(南西)の二黒土星が中宮に入ります。
八卦についてはこのページを参照

二黒土星丙申年

 二黒土星は八卦では陰×3ですから陰の要素がとても強い。
象意として自分の意志を影に隠して他人の意志を尊重するため優柔不断になり迷いやすくまわりの意見に同調しやすいのです。
ただ、迷っていますが自分の心の中ではこうしたいという願望はあります。
まわりに同調するということは対人関係は良好でしょう。

丙申は反対に陽の質が強く強引です。
六十干では33番目で納音では山下火(山裾で燃える火、やさしく燃える火。火は知の象意であり美的感覚、音感、情緒的感覚に鋭い。)
12運では病ですから後ろ向きの質で夢見るタイプ
(動物占いでは活動豊かなコアラ)

優柔不断な一面も、情緒的で知的な感覚

いったいどんな年になるのでろうか?
二黒土星は内面は他人には見せません。でも、さらに後ろ向きの知的な感覚が加わると迷い性に拍車がかかる?

それでは星別の2016年の運勢と方位の吉凶

色は五行の色を採用(ちょっとアレンジ)
一白水星
八卦より
一白水星は巽宮(南東)に回座します。一白水星と南東(四緑木星の定位置)は相性が良く巽宮は整うというあこがれのポジションに入りました。嫁入り前の娘さんという感じなのでまわりの信頼もあつく如才なく振舞える1年になります。商売や交渉には大変良い1年になりそうです。遠方に縁あり、結婚に縁ありですから未婚者には縁談の話も出てきそうです。でも、自分を高く見せすぎるとこの幸運はするりと逃げるでしょう。
二黒土星
八卦より(中宮に入るので象意なし)
二黒土星は中宮に入ります。ここは皇帝(王)のポジションです。八卦では中宮には卦が無いので陰陽は無しなので混沌の状態の位置です(運気不安定な1年になりそう)。このため象意を占うのは困難ですが皇帝の位置ですからまわりからは一目置かれます。そのことで自分が偉くなった錯覚をしてしまうと「裸の王様」にずるずると引き込まれてしまい、とんでもない結末になるでしょう。今年の1年間は謙虚な気持ちを忘れずに自分の能力を超えることには手を出してはいけません。信頼度は高いので経験を超えない(力まない)範囲で信頼を築くと不安定な運気も良好を得ます。
三碧木星
八卦より(陽×3)
三碧木星は八卦の乾宮(北西)に回座します。乾宮は陽が3本で前向きの気持ち3倍ですから気持ちではだれにも負けません。勇敢にライオンにも向かっていくという剛の質がでます。
弱者にはやさしく、強者には向かっていくという姿は危険も隣り合わせです。例えば上司や目上に対しても自分の意見を通そうと強気に進みます。この亀裂は後で大きなダメージになるでしょう。上司や目上には礼をつくして引き際を心得るようにしましょう。運気は強く部下や同僚、目下からの人望も厚く上司や目上を引き立てることで良い1年になるでしょう。
四緑木星
八卦より(陰1+陽×2)
四緑木星は兌宮(西)に回座します。兌(だ)は、ずばりお金のことです。お金が貯まるという意味ではなく、お金を使うという1年になりそうです。陽気で気前がよく楽天的なイメージの宮ですから気に行ったものは衝動買いをしやすいのです。また、この1年は明るい性格になりやすいのでまわりから誘われ飲食の機会も増えます。このためお金はどんどん出費してしまいそう。
金銭管理の大切な1年になりますが上手に使って楽しい年にしてください。
五黄土星
八卦より(陽+陰×2)
五黄土星は艮宮(北東)に回座します。この宮の特徴の一つが「変化」です。土の質なので優柔不断がでやすいのですがこの宮では陽が1入るので硬質なところがでます。陶器のようにどんな形にでも変化しますが焼きあがるとカチカチに固まる。そんな一面がでる1年です。運気は低下して今までのように思い通りには事が運びません。気持ちにあせりがでやすく悩みます。そして環境を変える気持ちが芽生えます。一気に切り替えをはかります。そうすると焼きあがった陶器のように意固地になる。その前に、まわりの意見を十分に聞いて進路を誤らないようにしましょう。
六白金星
八卦より(陽の間に陰がはさまれている)
六白金星は離宮(南)に回座します。この宮の特徴は知(学芸術)に造詣が深いこのにあり。注意点が離というように別れの象意が強く出ることです。南の日差しの強さは華やかな要素がでやすく知の象意が才能の開花に貢献するでしょう。光の強さは新たな発見や可能性を生み出します。強運の要素もあるが瞬間的な感じで永続しないので期待しないほうがよいでしょう。離の要素も突然訪れる場合が多いですから日頃から注意してください。(北とは時間軸では反対の象意)
七赤金星
八卦より(陰の間に陽がはさまれている)
七赤金星は坎宮(北)に回座します。昨年とは正反対な象意の宮ですから違和感を感じます。陰の宮ですから目立つ行為や激しい動きは何らかの障害に会いやすい1年になります。北と南のラインは知(学芸術)の恩恵の深い宮ですが北は長い時間をかけ大きな成果を生む(北の宮は時間が止まる感じ、これは生命の誕生の時間軸)。今年の注意点は成果を急いではいけないじっくりと取りくみ大きな成果を上げるようにしましょう。眠りの宮ですから無理は禁物です。
八白土星
八卦より(陰×3)
八白土星は坤宮(南西)に回座します。陰×3の宮ですから陰の要素が強くでる1年です。特徴に決めれないという優柔不断さが「迷い」を生みます。今年も「出る杭は打たれる」というかんじで陽の質は苦手です。陰の質の人間関係(この場合は同僚や仲間)は良好を得ます。また、ジックリと取り組む忍耐力には強い年になります。この力を生かして基礎的な事や地道な努力が必要な事に大いに成果を上げてください。この努力の大きさは次ナスステップへの高さ大きさに変わってきますから重要な1年間といえます。
九紫火星
八卦より(陰×2 と陽)
九紫火星は震宮(東)に回座します。震は雷でもあり「雷光」と「とどろき」の象意が付きまとう1年です。雷光は気持ちの高ぶりが瞬間的に高まる、気の早さに現れます。とどろきは一気にまくしたてるという。この2つが一瞬に感情が高ぶり激怒の形で言葉で攻撃するという症状で表れます。この点だけは注意してください。感情を抑えるというよりは席を外す(逃げ出す)。感情が定まるまで相手と距離を取るほうが良いでしょう。雷光はアイデアのひらめきでもあり期待も持てます。